長年楽しみに見続けてきた近所の桜の木が近頃無くなっていることに気がついた。寂れた団地の一角に根ざし、大きく枝を広げるその桜は、ボロい団地を背景にするには似つかわしくない凛とした姿で、それはちょっとしたもんだった。まあ移住が始まるほど老朽化…
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