スネーキーモンキー蛇拳

蛇拳 [DVD]

蛇拳 [DVD]

DTSUTAYAでDVDをつい衝動借り。
R35世代にとってジャッキーのカンフーは共通の幼児体験だろう。小さい頃ゴールデン洋画劇場などで○○モンキーのシリーズをかぶりつきで見ていたものだが、おっさんになった目から見たらどんなだろう、と、ふと思って気がつけばレンタルしていた。

結論:おっさんになっても面白い。

ジャッキーの師匠役としてあまりにも有名な袁小田のコミカルな動き。袁のじいさんとジャッキーのコミカルながらも美しさすらあるコンビプレイ。じいさんが杖でジャッキーをちょちょいと操作し、操られたジャッキーの拳や蹴りが敵を痛打する。こんなファンタスティックな殺陣に興奮しないわけが無い。

物語でジャッキーは蛇と猫の型を披露する。手刀を蛇に見立て、鎌首をもたげる蛇を表した動きは実に蛇らしくリアルで、身を屈めて飛び跳ねる猫の動きを模した軽業も実に猫らしい。それは子供だましではない大人が見ても唸らされる絶技の数々だった。そりゃあ昔の俺も夢中になって見るわなー。見終わって、ついつい飛んだり跳ねたり拳を振り回したりする大人気ない自分がいた。

葉桜の季節に君を想うということ

ちょっと気になってた本がようやっと文庫化。
帯びの煽り文「2度3度読み返したくなる」に妙に納得。
物語そのものは平凡なミステリだが、
終盤で多胡輝の頭の体操のを読んでいるような、
きつねにつままれたような感覚にさせられる。
なんだ、そうなんかよ。ってな感じ。
余韻は残らないけど生きる元気がちょびっと湧くような作品。

☆3つ

臨時休業の話

外回りのついでに弥七に寄るとスープ不出来につき臨休の張り紙…orz orz orz

店の言い分からするとHPなんかで告知してるから問題無しってとこだろうが、雑誌なんかで派手に露出してて遠方からも客が来るのだからもうちっとこの臨休の多さはどうにかならんものか。安定供給も立派なサービスの1つだと思うのだが。まあどれだけ休もうが店が経営的に成り立っている以上部外者が口を挟むものでもないけどな。
弥七のラーメンはとても旨いだけに残念な話だ。

四神伝@古川橋

感想:普通

でか「どうも、でかです」
デカ子「こんにちわ、デカ子です」
でか「今回は四神伝です」
デカ子「古川橋のお店ですね」
でか「うむ、駅から結構な距離を歩くので疲れました。しかし僕チンは頑張りました。なぜならそこに店があるからです」
デカ子「でも初めていった時は臨休だったんですよね」
でか「ギョフン」
デカ子「てなわけで今回はとんこつラーメンです」
でか「ところで僕チンの辞書にはゴマの浮いたトンコツラーメンにロクなものは無いという名言があります」
デカ子「いかにも見聞の狭そうな人の発言ですね」
でか「なにおう!しかしまあ確かにここのラーメンは予想に反してしっかりしたトンコツだったわけです」
デカ子「そういえば昔和歌山ラーメンにロクなものは無いようなことも吹いてましたね」
でか「まああれは今でもほとんどそう思ってるわけですが、中でも山為食堂のような例外があることは認めよう」
デカ子「まあ話はそれましたが、ここのラーメンはなかなかいけるってことですよね」
でか「うむ、あとちょびっと不満を言えば刻みのりは不要かな」
デカ子「確かにせっかくのダシをもっと引き立てて訴求する具が他にもあるんじゃないかなと思いますね」
でか「あとどうでもいいと言えばどうでもいいのかもしれませんが、金属製のレンゲが印象的でした」
デカ子「最初はいかにも食べ辛そうに見えましたが、狙ってか否か、アツアツのレンゲにすくわれたスープはもちろんアツアツで、最後まで美味しく飲めたような気がしましたね」
でか「うむ、話は全然変わってしまうようでちょっぴり変わらないのですが、熱伝導性の高い金属の塊のようなものを器に掘り込んどけば、ちまたでよく(俺だけが)騒いでいるつけ麺のつけ汁温度問題も解決するんじゃないかと思いました」
デカ子「同じ発想が池袋岡崎の石焼つけ麺などですね」
でか「うむ、喰ったことないけどそういうことでしょうな。ただ既存店がいまさら石焼の器なんかを導入するには器を全部変えてしまうのもコストがかかるだろうから、そういう点ではレンゲだけ変えてみるとかはなかなかいい手段なんじゃないかと思う。どっかの店でやってみてくれんかね」
デカ子「お兄様つけ麺苦手なくせに思い出したかのように注文してはがっくりするのをくりかえしてますものね。よしときゃいいのに」
でか「心を何に例えよう・・・?」

麺屋輝中津たくろう店@中津

感想:ウマイ

でか「どうも、でかです」
デカ子「こんにちわ、デカ子です」
でか「今回は輝です」
デカ子「東淀川の名店の2号店ですね」
でか「うむ、今回はトンコツラーメンを喰いました」
デカ子「これは美味しいですね」
でか「ですな。一日一麺とか暖簾?に書いてありますが、他のラーメンと比べれば身体にも優しそうなので、まあよしです」
デカ子「天下一品が明日もお待ちしてます、などと堂々と店に書いているときはドギモを抜かれましたものね」
でか「うむ、中毒性は高いけど、そんなにしょっちゅう喰えるメニューではないからな。アメリカなら訴えられてるよ」
デカ子ハンバーガー裁判に次ぐ伝説が生まれますね」
でか「ちなみに輝のラーメンは個人的にはちょっとカツオが効きすぎという気はします。その他は文句ありません。あと品書きには『たっぷりとお召し上がりください』などと書いてあるが、本店がよく量が少ないといわれていたことへの挑戦だろうか」
デカ子「微妙に文句タレてるような・・・」
でか「あと特筆すべきは金属製のコップが歯医者での苦い記憶を蘇らせてくれるという
粋なサービス付きな点と、チャーシュー丼は値段としてはどうかという点です」
デカ子「ふーん」

豚一@中崎町

感想:ウマイ

でか「どうも、でかです」
デカ子「こんにちわ、デカ子です」
でか「今回は中崎町の豚一です。ちなみにトンイチと読むっぽいです」
デカ子「ブタイチラーメン!』と高らかに注文し、『はいトンイチ一丁』と真顔で答えられた苦い過去も遠い記憶過去の彼方ですね」
でか「あの頃は若かったな・・・」
デカ子「いや、すでにおっさんでしたよ」
でか「んがちゅちゅ!まあそんなわけで今回は久留米ラーメンです」
デカ子「最近のお兄様にお気に入りですね」
でか「うむ、最近こってりとした本格派のとんこつラーメンを食うには大阪は非常に恵まれてると思いますな。無鉄砲しかりとんこつ食堂しかり、そしてこの豚一しかり」
デカ子「あまりラヲタと仲良くないっぽいお店みたいなので、否定的な感想のネット記事なんかもよく見かけますが、十分美味しいラーメンだと思います」
でか「ですな。なんとなく気分が九州系トンコツモード(?)だなってときは文句無いです。そうでないときはかんすいの臭みが少し気になるかな」
デカ子「でも極細麺にかんすい臭がプンとくるのもこれまた九州とんこつのアイデンティティですよね」
でか「ですな。あと個人的にここのチャーシュー丼は弥七のヘタメシに匹敵する旨さである」
デカ子「ラーメン店サイドメニューとしては素晴らしいですね」

愛きょう屋@梅田

感想:普通

でか「どうも、でかです」
デカ子「こんにちわ。デカ子です」
でか「今回は梅田の愛きょう屋です」
デカ子熊五郎系列のお店ですね」
でか「うむ、ちなみによく知らない人のために説明しておくと、熊五郎ってのは大阪に古くからあるラーメン屋さんがグループ化したもので、熊五郎の他にも色んな業態でラーメンとかパスタとかのお店を出しています」
デカ子「・・・みんな知ってますよ」
でか「む、そうか・・・」
デカ子「てなわけで今回は湯浅しょうゆらーめんです」
でか「メニューには大阪ライトという意味深な記述がされてます」
デカ子「大阪ライトといえばあんまりいい印象じゃないですよね」
でか「ですな。一般的?には一昔前のあんまりダシのとれていないシャバシャバとんこつラーメンを指してますな」
デカ子「どのラーメン本読んでも『見た目はこってりなのに意外とあっさりしている』とか、似通った表現でお茶をにごしてましたよね」
でか「うむ、中には女性一人で入っても大丈夫とかあっさりとなんの関係もない超適当なレビューしてたのもありましたがそんなわけねーだろ死ねよ」
デカ子「まあでも確かに自店のメニューにあえて大阪ライトって書いているのはおかしな話ですね」
でか「うむ、このメニューには大阪ライトの概念を覆そうって意気込みを感じますな」
デカ子「・・・??」
でか「そもそも『トンコツ』も『ライト』も言葉そのものにはネガティブは意味は無いわけですよ」
デカ子「そうですね」
でか「それからトレンドからは離れているとはいえ、トンコツライトの店は間違いなく大阪暗黒時代(失礼)を牽引してきた立役者であり、大阪ラーメン史には確実に『あっさりとしたトンコツの時代』が刻まれているわけですよ」
デカ子「はぁ」
でか「それゆえ伝統的とも言えるこの大阪トンコツのあっさりしているというアイデンティティをプラスイメージに変えていくという試みは非常に意義のあることだと思うわけですよ。意気込みを感じるわけですよ!どうだ諸君!そう思わないか!」
デカ子「ソウデスネー(ホジホジ)」
でか「大阪ライトの他には『マイルドなコクとさわやかな香り(うろ覚え)』などと意味不明なこと書いてあったようだが、さわやかなトンコツなんぞありえねー、などと思ったことはここでは秘密にしておこう」
デカ子「ところでこのトンコツラーメンはトンコツライトというほどかわいいものではないんじゃないでしょうか?」
でか「ですな。ダシの旨味はたっぷりだし、とんこつマニア垂涎?の骨粉も丼の底にしっかり沈殿しておる」
デカ子「つるつるとした麺との相性がたまに指摘されてますが。個人的にはまあ問題なしですね」
でか「うむ、ちなみに細長く刻まれたネギを絡めて麺をすするのが僕チンのお気に入りなのです」
デカ子「聞いてませんよ」